保育士の人間関係ってどうなの?相手別の悩みと対処方法を解説!

2023年3月28日
 保育士の方々は、園長、職員、保護者など様々な人間関係と関わり悩みを抱えています。
 
まずは、保育士がそれぞれの人間関係にどのような悩みを持っているのか共有しましょう。
 
さらにこの記事では、保育士の人間関係の解決の糸口を探っていきます。
 
 
 
そもそも保育士は人間関係に悩みやすい職業
保育士という仕事は、他の職業と比較しても人間関係で悩みストレスを抱えている方々が多くいます。
 
本来の業務の疲労にプラスして、園長、職員、保護者など異なるタイプの人たちと関わることによっておこる疲労があります。
 
保育士という仕事にやりがいを感じていたとしても、ストレスが蓄積してしまうようであれば、いつか「保育士をもうやめたい……」という気持ちになってしまうことがあるかもしれません。
 
保育士が人間関係で悩みやすいことって?相手別で紹介!
保育士の方々が人間関係で悩んでいるのは、多くは園長であったり、職員、保護者に対してです。それぞれの悩みを解説します。

園長との関わりでの悩み
保育士は、園長との人間関係で悩みをもつことがあります。それは、保育方針の違いに対してであり、自分の意見が言いづらいことに対してです。

①保育方針の違い
それぞれ保育園には、保育のやり方の方針があります。そして、方針は園長を軸として決められていきます。
 
保育士の方々が、園長が中心となって決められていく保育の方法に納得できないこともあるでしょう。

方針は保育士ひとりでは簡単に変えることができないため、そのような事態のときには仕事がとても働きにくいものになります。
 
園長の方が子供さんとの距離が遠く、自分の方が子供さんのためになる正しいことを言っていると思うほどなおさらストレスは蓄積されるばかりです。
 
②自分の意見が言いづらい
自分が正しいと思えば、園長にその旨を伝えて改善するよう求めていけばいいのですが、保育園ではなかなか言える環境が整っていないケースがあります。
 
言いたいけど怖いという保育士も多くいらっしゃることでしょう。
 
すんなり主張できないことがさらにストレスを蓄積することになります。
 
職員との関わりでの悩み
保育園の悩みは職員との人間関係にもあります。

  • 先輩と上手く馴染めない
  • 厳しく指導してくる
などと言った悩みを抱えています。
 
①先輩と上手く馴染めない
保育士が抱えているのは、先輩とうまく馴染めない悩みです。
 
保育士も、新しい勤務先において先輩を見たりいろいろ聞くことによって成長していきます。
 
しかし、先輩と馴染むことができないと、聞きたいことがあっても聞くことができません。相談できない結果、独自で解決し間違った答えを出してしまうことがあります。

②厳しく指導してくる
保育園では、先輩が後輩に対して厳しくあれこれと指導してくることがあります。

何度も厳しい口調で叱られてしまうことで、「また叱られてしまうのでは……」と思い、ビクビクしてしまい行動が奥手になってしまうことがあります。

それもストレスの要因です。

保護者との関わりでの悩み
保育士は、保護者との人間関係に悩んでいます。それは、
  • 理不尽なクレームがたまにある
  • 関係を築くのに時間がかかる
ことに対してです。
 
①理不尽なクレームがたまにある
保育士は、保護者からの理解に苦しむようなクレームに悩むことがあります。

保育士は、多くの子供さんと関わるのと同じ数だけ保護者との関わりをもつことになります。

スムーズにコミュニケーションをもつことができる保護者の方々ももちろん大勢います。
そのような保護者は、保育士の保育方針におおかた共感を得ていることでしょう。

しかし、関わっていかなければならないのは、そのような保護者だけではありません。保育について、理不尽な要求を突き付けてくる保護者もいます。
決して要求は受け入れることができない場合、人間関係も粗悪になり、ストレスが蓄積されるだけです。
 
新人保育士の方々は、このような人間関係の壁にどう向き合えばいいかノウハウが必要です。

②関係を築くのに時間がかかる
保育士と保護者の粗悪な人間関係は、関係を築くのに時間がかかることが影響しているのかもしれません。

保護者が意識して向き合っているのは子供さんです。保育士と保護者が見た目向き合っているように見えても、保護者が保育士に対して気遣いが抜けてしまっていることもあるでしょう。

保護者は、また自分ひとりだの子供に対して目を向けているため、全員を保育しなければならない保育士の立場とは誤差があり、修正されるのにも時間がかかります。

人間関係を良好にするための方法!
この章では、保育士がどうすればそれぞれの方々との人間関係を良好にすることができるのかについて解説します。
 
ポイントは、
  • こまめなコミュニケーションを意識する
  • 保育のスキルをあげて信頼してもらう
あたりです。
 
まずは人間関係のノウハウについて学びましょう。
 
こまめなコミュニケーションを意識する 
保育士の方々は、マメにコミュニケーションとる意識が大事です。

人間関係が粗悪になってしまうのは、単純にコミュニケーション不足のせいがあります。

新人保育士の場合、園長、職員、保護者と言った人たちに対してどうしても奥手に出てしまうものです。まずは、あいさつを重視することで会話の糸口を見つけ出すことができます。

さらに、それぞれ共通の話題は何かということも考えてみましょう。

また、先輩職員に対して悩み事を相談することも方法のひとつです。
 
保育のスキルをあげて信頼してもらう
保育士として最初のステップでは何事もうまくいかないことはあります。先輩職員にあれこれしつこく言われることもあります。
 
ただし人間関係は、新人保育士がスキルをある程度積むことによって変えることができます。
 
まず大事なのは、日々頑張って仕事をすることです。努力している姿勢を先輩保育士に見てもらい認めてもらいましょう。
 
悩んだときは上司に相談してみる
保育士は、悩みがあれば誰かに相談する姿勢も大事です。
 
独自の判断だけで行動してしまうことで、間違いは必ず起こるものです。

この程度のことは自分でできると思っている方々も、頻繁に先輩に聞くようにしましょう。

先輩との人間関係は、先輩を頼ることによって修復することができます。
 
まとめ
今回は、保育士の人間関係の悩み、解決の方法について解説しました。

保育士は、園長、職員、保護者に対しての人間関係の悩みをもっています。

それぞれのタイプの人たちに対して対処方法に違いがあります。直接接し人間関係に悩む以前にノウハウを学び、良好な人間関係の基礎作りをすることからはじめてみましょう。